結論から先に言うと
測量士補試験の申込は、書面(郵送・持参)か、e-Govの電子申請のどちらかで行います。令和8年(2026年)試験の受付期間は1月5日(月)から1月22日(木)まで。受験手数料は書面が2,850円(収入印紙)、電子申請が2,800円(電子納付)で、金額も納め方も違います。受験票は4月下旬以降に届きます。令和9年の受験案内はまだ出ていないので、この記事は令和8年試験の手順として読み、案内が出たら差し替えます。
申込は、試験勉強とは別の「うっかり」が起きやすいところだ。受付期間が約2週間と短く、期限を過ぎると、どれだけ準備していても受けられない。
この記事は、国土地理院の「令和8年測量士・測量士補試験 受験案内」(PDF)を開いて、書いてあることだけを順に整理した。試験の中身や難しさは別の記事に任せ、ここでは申込の手続きに絞っている。
本記事の情報について
内容は2026年10月31日に、国土地理院が公開している令和8年試験の受験案内(PDF)を確認したものです。令和9年(2027年)試験の受験案内が出たら、この記事を差し替えます。日付・金額・提出先は年度ごとに変わる可能性があるため、申し込む前に必ず最新の受験案内を確かめてください。
1. 申込の方法は2通り、受験区分は申込のときに決める
令和8年の受験案内では、申込の方法として「書面申請」と「電子申請」の2つが示されている。書面は、受験願書などを郵送するか、国土地理院に持ち込む。電子申請は、e-Gov電子申請から行う。
受験案内には、受験資格について学歴・年齢・性別・実務経験・国籍に関係なく受験できると書かれている。受験資格の細かい話は測量士補とは?受験資格・試験概要の記事にまとめてあるので、ここでは省く。
もう一つ、見落としたくない注意がある。受験区分(測量士か測量士補か)は、申込後に変更できないと受験案内に書かれている。願書を出す前に、どちらを受けるのかをはっきりさせておくこと。
2. 申込期間は令和8年1月5日から1月22日まで
令和8年試験の受付期間は、書面も電子申請も同じで、令和8年1月5日(月)から1月22日(木)までだった。
書面の場合は、土日祝日を除く午前8時30分から正午まで、および午後1時から午後5時15分までが受付時間とされている。郵送は少しややこしい。追跡できる郵送なら1月22日の消印まで有効だが、普通郵便など追跡できない方法だと、1月22日までに必着になる。
受験案内には、受付期間内でも、提出書類に不備があれば受験できないとも書かれている。早めに出すのが前提の書き方だ。
試験日は令和8年5月17日(日)、測量士補は午後1時30分から午後4時30分だった。年ごとの日程の傾向は、末尾のカードの記事に整理している。申込が年明けの1月というのは、試験の約4か月前にあたる。
3. 受験手数料は、書面と電子申請で違う
受験手数料は、方法によって金額も納め方も違う。令和8年試験の測量士補の場合は次のとおり。
| 申込方法 | 測量士補の手数料 | 納め方 |
|---|---|---|
| 書面申請 | 2,850円 | 収入印紙を願書の貼付欄に貼る(消印はしない) |
| 電子申請 | 2,800円 | 電子納付のみ |
書面は収入印紙に限られ、地方自治体発行の収入証紙、現金、郵便切手では納付できないと、受験案内に太字で注意書きがある。願書を受け付けたあとは、試験を受けなかった場合でも手数料や提出書類は返還されない。
電子申請のほうは、納付期限が令和8年1月22日(木)で、これも厳守とされている。受験案内によると、受験願書と顔写真ファイルがe-Govに到着し、受験手数料が納付された時点で受付となる。納付の具体的な手順は、受験案内が読むよう求めている電子申請の案内ページで確かめてほしい。
4. 書面で申し込む場合
書面の場合は、国土地理院が配付する「受験願書」と「写真票等」を使う。受験案内には、提出書類は当院配付のものに限るとある。
願書の記入では、氏名は機械処理の都合で常用漢字で書くこと、現住所は建物名・号室まで書くこと、現住所は受験票や合否通知書を送る関係で国内の住所に限ることが示されていた。勤務先の住所を現住所にすることも可能とされている。
写真票等には、6か月以内に撮影した上半身・正面向きの写真を貼り、収入印紙と、受験票を返送してもらうための切手(令和8年の記入例では85円)も所定の欄に貼る。提出は、指定の申込用封筒に入れて行う。
提出方法は3つに分かれていた。
- 郵送:簡易書留郵便で送る(郵便局の窓口で手続き)
- 団体:個人別の願書が入った封筒をまとめ、志願者一覧表を添えて簡易書留で送る
- 持ち込み:国土地理院 総務部総務課 試験登録係(茨城県つくば市)に持参する
願書の配付方法や入手先については、今回確認した受験案内(PDF)には見当たらなかった。紙の願書が必要なら、国土地理院の試験の案内ページか問合せ先で確かめてほしい。
5. 電子申請で申し込む場合
電子申請は、国土地理院のホームページにある「測量士・測量士補試験の願書提出(電子申請)」の案内を読んだうえで、e-Gov電子申請から行う。
提出するものは、e-Govの様式に沿って入力する受験願書と、顔写真のファイル1つ。写真は次の条件が示されている。
- JPEG形式で、ファイルサイズは1MB以内
- 6か月以内に撮影した、脱帽・マスクなし・上半身・正面向き・縦長の写真
受験願書と顔写真ファイルがe-Govに届き、受験手数料が納付された時点をもって受付となる。つまり、願書を送っただけでは受付は完了していない。納付までやって初めて申込が終わる、と読むのが安全だ。
写真票、受験票、収入印紙貼付票を送る必要はない。事務局で作成してくれる、と受験案内に書かれている。書面と比べると手間は減るが、写真データの準備と、納付のタイミングには注意したい。
6. 申込のあとに起きること
受験票は4月下旬以降に届く
受験票は、受験番号と試験会場が書かれたものが、4月下旬以降に受験者宛てに送られる。試験会場は、この受験票で知らされる。令和8年の案内では、5月7日(木)を過ぎても届かないときは、5月14日(木)までに国土地理院の問合せフォームで連絡するよう書かれていた。
受験票をなくした場合は、試験当日に受付で再発行の手続きをするよう案内されている。試験当日に机の上へ置くものは、受験票も含めて、末尾のカードの持ち物チェックリストで確認できる。
住所や氏名が変わったとき
願書の提出後に試験地、氏名、住所が変わる場合は、変更届を出す必要がある。令和8年の受験案内では、提出期限は次のとおりだった。
- 試験地の変更:令和8年3月26日(木)必着(期限後の変更は一切できない)
- 氏名・住所の変更:令和8年6月1日(月)必着
住所変更は、受験票や結果が届かなくなるおそれがあるので、郵便局に転居届を出したうえで住所変更届を提出するよう書かれている。
身体上の障害などで配慮が必要なとき
受験の際に必要な措置があるかもしれない人は、願書を提出する前に国土地理院 総務部総務課 試験登録係へ連絡するよう書かれている。願書の提出時には「特別措置に関する申請書」と、障害の症状・程度を証明する書類の添付が必要になる。事前に申請していないと、特別措置による受験はできないとされている。
7. 申込を終えたら、次の準備へ
試験日と合格発表の日程、合格後の登録手続きは、別の記事で扱っている。令和8年の合格発表は、測量士補が6月25日(木)午前9時だった。合格したあとの手続きは測量士補の登録手続きの記事にある。
難易度や合格率の推移は測量士補の難易度の記事が詳しい。申込を済ませたあとで勉強量の見通しを立てるなら、そこから読むのがいい。
よくある質問(FAQ)
Q. 令和9年(2027年)試験の申込期間は、いつですか。
A. この記事は令和8年試験の受験案内をもとにしています。令和8年試験は1月5日から1月22日まででした。令和9年の日付は、案内が出たら国土地理院のページで確認してください。この記事も、案内が出た段階で差し替えます。
Q. 受験手数料はいくらですか。
A. 令和8年試験の測量士補は、書面申請が2,850円(収入印紙)、電子申請が2,800円(電子納付)でした。
Q. 現金や郵便切手で払えますか。
A. 令和8年の書面申請では、収入印紙に限られていました。収入証紙、現金、郵便切手は使えないと書かれています。電子申請は電子納付のみです。
Q. 受験票が届かないときは、どうしますか。
A. 令和8年の案内では、5月7日(木)を過ぎても届かないときは、5月14日(木)までに国土地理院の問合せフォームで連絡する、となっていました。期限を過ぎた場合や、なくした場合は、試験当日に受付で再発行の手続きをします。
まとめ
- 申込は、書面(郵送・持参)か、e-Govの電子申請の2通り。受験区分の変更はできない
- 令和8年試験の受付期間は、1月5日(月)から1月22日(木)まで。令和9年の案内が出たら差し替える
- 手数料は令和8年で、書面2,850円(収入印紙のみ)、電子申請2,800円(電子納付のみ)。返還はない
- 電子申請は、願書と写真がe-Govに届き、手数料が納付された時点で受付となる
- 受験票は4月下旬以降に届く。5月7日を過ぎても届かなければ、5月14日までに問合せる
出典・参考
- 国土地理院「令和8年測量士・測量士補試験 受験案内」(PDF、https://www.gsi.go.jp/common/000273935.pdf、2026-10-31確認)。受付期間、書面の手数料・提出方法、電子申請の手数料、変更届、受験票、合格発表日
- 国土地理院「測量士・測量士補試験の願書提出(電子申請)」(https://www.gsi.go.jp/LAW/SHIKEN/shiken_online.html)。受験案内が、電子申請の前に読むよう求めているページ。電子申請の手順の詳細はこのページで確かめてほしい
- 国土地理院「令和8年測量士・測量士補試験について」(https://www.gsi.go.jp/LAW/R8shiken_00001.html)および「測量士・測量士補国家試験及び登録」(https://www.gsi.go.jp/LAW/SHIKEN/SHIKEN-top.htm)(いずれも2026-10-31確認。申込の詳細は上記の受験案内PDFと電子申請ページで確認した)
- 紙の願書の配付方法は、確認した資料に記載がなかったため、本文では「資料に書かれていなかった」とするにとどめた
※本記事は令和8年試験の受験案内に基づく一般的な解説です。令和9年以降の申込期間・手数料・手順は、国土地理院が公表する最新の受験案内で必ずご確認ください。




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