結論から先に言うと
このページは、国土地理院が公表している測量士試験の過去問(午前・午後)を令和8年から令和4年まで5年分、年度別に整理したハブページです。令和8年の午前28問については、分野ごとに当サイトの解説記事へつないであります。年度から探すか、分野から探すか、自分の使い方に合わせて下の表を選んでください。午前で間違えた分野が複数の科目にまたがっているようなら、独学で1問ずつ潰すより先に、通信講座のカリキュラムを比較しておくほうが結果的に近道になることもあります。
測量士試験は午前(択一式・28問)と午後(記述式・必須1題+選択2題)の2部構成で、国土地理院が試験ごとに問題・正解(午前)と解答例(午後)をPDFで公開しています。ただし公式サイトは問題と正解を出すだけで、なぜその答えになるのかという解説まではしていません。このページでは、公式PDFへの導線を年度別にまとめたうえで、令和8年の午前分については編集部が分野ごとに解説した記事へ接続しています。すでに解説を公開している令和8年の午前【第1弾】(No.1〜No.3。下の対応表からリンクしています)から読み進めてもらってもかまいません。
なお、測量士補試験の過去問を探している方は、別ページの測量士補 過去問ハブ(測量士補 過去問|年度別の問題・解答と分野別の解き方まとめ)をご覧ください。試験そのものの違いを先に押さえておきたい方は、測量士とは?測量士補との違いを完全解説にまとめています。
1. 年度別一覧:令和8年〜令和4年の試験日・合格率・公式PDF
編集部が国土地理院「測量士・測量士補試験問題・解答例及び実施結果」で確認できた直近5年分です。令和8年試験は測量士補試験と同じ2026年5月17日に実施されました。試験日・合格率のほか、公式の問題PDF・解答(解答例)PDFへのリンクをまとめています。
| 年度 | 試験日 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 午前:問題/解答 | 午後:問題/解答例 | 当サイトの解説 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和8年(2026) | 5月17日 | 3,966名 | 961名 | 24.2% | 問題/解答 | 問題1・問題2/解答例 | No.1〜3から順に解説(全28問は下の表) |
| 令和7年(2025) | 5月18日 | 3,703名 | 1,487名 | 40.2% | 問題1・問題2/解答 | 問題1・問題2/解答例 | 準備中(公式PDFで確認できます) |
| 令和6年(2024) | 5月19日 | 3,717名 | 485名 | 13.0% | 問題/解答 | 問題/解答例 | 準備中(公式PDFで確認できます) |
| 令和5年(2023) | 5月21日 | 3,667名 | 379名 | 10.3% | 問題/解答 | 問題/解答例 | 準備中(公式PDFで確認できます) |
| 令和4年(2022) | 5月15日 | 3,194名 | 460名 | 14.4% | 問題/解答 | 問題/解答例 | 準備中(公式PDFで確認できます) |
合格率だけを見ても、令和7年の40.2%から令和5年の10.3%まで、年による振れ幅がかなり大きい試験だと分かります。この振れ幅の理由や、測量士補との合格率の比較は別記事測量士の難易度は?合格率の推移と午後の記述式が難しい理由で詳しく扱っているので、あわせて確認してみてください。
なお令和7年は午前の問題PDFが「問題1・問題2」の2分冊で、令和7年・令和8年は午後の問題も「問題1・問題2」の2分冊(これに解答例が別ファイル)になっています。年度によってファイルの分け方が変わっているだけで、内容自体は例年どおり午前28問・午後は必須1題+選択2題です。ダウンロードする際は、リンク先が問題なのか解答(解答例)なのか、タイトルで一度確認してから開くことをおすすめします。
2. 令和8年 午前(択一式)の問題番号と分野・論点・解説記事
令和8年午前28問について、分野・論点・出題形式(知識/計算)と、当サイトの解説記事の対応をまとめました。第1弾(No.1〜3)から第8弾(No.25〜28)まで、分野ごとに全8本の記事に分けて解説しています。
| No. | 分野 | 出題内容(論点) | 形式 | 解説記事 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 測量に関する法規 | 測量法の用語(測量・公共測量・測量標)の誤り組合せ | 知識 | No.1〜3を読む |
| 2 | 測量に関する法規 | ITRFと我が国の位置の基準(JGD2024・地心直交座標) | 知識 | 同上 |
| 3 | 測量に関する法規 | 測量計画機関・作業機関の対応(検定・主任技術者) | 知識 | 同上 |
| 4 | 測量に関する法規 | 作業機関の現場対応(安全管理・土地立入・UAV事故報告) | 知識 | No.4〜6を読む |
| 5 | 測量に関する法規 | 座標の回転変換(点Pを原点中心に30°回転) | 計算 | 同上 |
| 6 | 測量に関する法規 | 測量法における測量の基準(世界測地系ほか) | 知識 | 同上 |
| 7 | 多角測量 | TS観測の斜距離・高低角から基準面上距離を求める | 計算 | No.7〜10を読む |
| 8 | 多角測量 | TS基準点測量の規定値(偏心距離・対回内の観測方向数など)の穴埋め | 知識 | 同上 |
| 9 | GNSS測量 | GNSS基準点測量(準天頂衛星・対流圏遅延・PCV補正) | 知識 | 同上 |
| 10 | GNSS測量 | 楕円体高とジオイド傾斜から新点の標高を求める | 計算 | 同上 |
| 11 | 水準測量 | 水準測量の規定(平均計算・読定順序・観測時期) | 知識 | No.11〜13を読む |
| 12 | 水準測量 | GNSS標高測量(区分・ジオイド2024・基準面補正) | 知識 | 同上 |
| 13 | 水準測量 | 標尺補正後の新点の標高の最確値(重み付き平均) | 計算 | 同上 |
| 14 | 地形測量 | 現地測量(GNSS測量機・ネットワーク型RTK) | 知識 | No.14〜16を読む |
| 15 | 地形測量 | 誤差伝播によるTS放射法の高低差の標準偏差 | 計算 | 同上 |
| 16 | 地形測量 | 地上レーザ測量(距離計測方式・計測方法)の穴埋め | 知識 | 同上 |
| 17 | 写真測量 | 比高のある地域での隣接コース重複度の最大値 | 計算 | No.17〜20を読む |
| 18 | 写真測量 | 写真地図作成(正射変換・DTM・画素寸法)の誤り組合せ | 知識 | 同上 |
| 19 | 写真測量 | 航空レーザ測量の飛行方向の標準的取得点間距離 | 計算 | 同上 |
| 20 | 写真測量 | UAVレーザ測量(GNSS取得間隔・入射角)の穴埋め | 知識 | 同上 |
| 21 | 地図編集 | 電子地形図25000の読図(距離・傾斜角・経緯度) | 計算 | No.21〜24を読む |
| 22 | 地図編集 | 地図投影法(正積・正角・メルカトル図法) | 知識 | 同上 |
| 23 | GIS | 数値地形モデル(DTM)の活用の誤り組合せ | 知識 | 同上 |
| 24 | 地図編集 | 地図編集の工程別作業区分の順序 | 知識 | 同上 |
| 25 | 応用測量 | 基本型クロソイド(対称型)の路線長 | 計算 | No.25〜28を読む |
| 26 | 応用測量 | 用地測量(調査表・復元測量・仮杭設置・境界点) | 知識 | 同上 |
| 27 | 応用測量 | 面積を変えない境界整正(点Pまでの距離) | 計算 | 同上 |
| 28 | 応用測量 | 河川測量(法線測量・距離標・定期縦横断測量) | 知識 | 同上 |
正解番号は国土地理院の公式解答PDFと突き合わせたうえで各解説記事に掲載しています。本記事では正解番号そのものは記載していないので、答え合わせをしたい方は各解説記事、または上の年度別一覧にある公式PDFで確認してください。
3. 午後(記述式)の過去問はこう使う
午後は必須問題1題と、選択問題(4題から2題を選ぶ形式)で構成される記述式です。択一式の午前と違い、「自分の答案がどこまで正解に近いか」を一人で判断しづらいのが記述式の特徴で、この点は別記事測量士は独学で合格できる?必要な勉強時間でも触れています。
幸い、国土地理院は午後についても解答例を公式に公開しています。まず自分の言葉で答案を一度書ききってから、上の年度別一覧にある解答例PDFと突き合わせ、書き方や構成のズレを確認するのが基本の使い方です。丸ごと書き写して覚えるのではなく、「なぜその手順で書くのか」を自分の実務知識や図面のイメージに結びつけながら読むと、単なる暗記より記憶に残りやすくなります。
問題ごとの分野・論点まで細かく解説した記事は当サイトではまだ用意できていないため、午後については当面、公式PDFの問題と解答例を直接読み込む形になります。それでも解答例が手元にあるだけで、独学の自己採点はかなりやりやすくなるはずです。
4. 分野別の出題構成と頻出論点
令和8年午前28問を分野別に数えると、次のようになります(当サイト独自の分類で、国土地理院の公式な科目区分とは粒度が異なる部分があります)。
| 分野 | 出題数 | 該当する問題番号 |
|---|---|---|
| 測量に関する法規 | 6問 | No.1〜6 |
| 多角測量 | 2問 | No.7・8 |
| GNSS測量 | 2問 | No.9・10 |
| 水準測量 | 3問 | No.11〜13 |
| 地形測量 | 3問 | No.14〜16 |
| 写真測量 | 4問 | No.17〜20 |
| 地図編集 | 3問 | No.21・22・24 |
| GIS | 1問 | No.23 |
| 応用測量 | 4問 | No.25〜28 |
出題形式で見ると、知識問題が18問(約64%)、計算問題が10問(約36%)という内訳です。知識問題のほうが多いとはいえ、計算問題も全体の3分の1強を占めており、ここを苦手なまま残すと配点(1問25点)で見た失点が大きくなります。特に水準測量・多角測量まわりの計算は測量士補の内容の延長線上にあることが多く、水準測量の計算方法は別記事水準測量の計算方法を例題で解説|昇降式・器高式・誤差の配分まで、トラバース測量まわりの考え方はトラバース測量の計算を例題で解説|方向角・緯距経距・閉合比の求め方で例題つきに整理しています。
出題数だけを見ると「測量に関する法規」が6問(全体の約21%)で最も多く、令和8年ではNo.1〜6と序盤に集中して出題されました。No.1〜3の解説でも触れたとおり、測量士の法規問題は測量士補よりも「公共測量の定義」「費用負担の範囲」といった条文の細部まで踏み込んで問われます。なお、当サイトの分類ではNo.5(座標の回転変換)も法規の枠に入れていますが、中身は計算問題です。
監修者・境さんのコメント
「表にして数えてみると、法規と応用測量だけで28問中10問、3分の1強を占めているのが意外でした。仕入れ営業の実務でも、境界や用地の話は結局『誰が何を根拠に線を引いているか』という法規の理解が土台になっている場面が多いので、この配分にはうなずけるところがあります。計算問題が3割強あるという事実は、択一式だからといって暗記だけで乗り切れる試験ではないということでもありますね。」
5. 過去問は何年分解けばいいか
まずは直近の令和8年から遡って解き進め、時間に余裕があれば令和4年まで5年分に触れておくのが基本の考え方です。年によって合格率の振れ幅が大きい試験なので、1年分だけで「傾向をつかんだ」と判断するのは避けたほうが安全です。ここは測量士補・測量士どちらの試験にも共通する過去問対策の考え方といえます。
その前提として、そもそも測量士の合格率がなぜここまで年度差が大きいのか、午前と午後でどんな配点・合格基準になっているのかを知っておくと、過去問を解く際に「今の自分はどこが弱いか」を判断しやすくなります。この点は、すぐ下で紹介している「測量士の難易度は?合格率の推移と午後の記述式が難しい理由」に数字つきでまとめています。また、過去問演習を進める中で「独学のままでいいのか、講座に頼るべきか」で迷うタイミングは誰にでも訪れます。記述式対策の壁や勉強時間の目安は、同じく下で紹介している「測量士は独学で合格できる?必要な勉強時間」で具体的に整理しているので、判断材料の一つにしてみてください。
午前で間違えた分野が1つ2つに絞れているなら、その分野の解説記事を読み返す独学の進め方でも十分対応できます。一方で、法規・計算・記述式と複数の弱点が重なっているようなら、独学で個別に手当てするより、体系立てたカリキュラムで一気に底上げしたほうが結果的に早いこともあります。
測量士の午前は、公式PDFだけでは解説がありません。分野別に過去問を解き比べるなら科目別に並んだ解答集、午後の記述式まで視野に入れるなら要点を整理したテキストが役に立ちます。
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6. よくある質問
Q. 測量士試験の過去問はどこで手に入りますか?
A. 国土地理院が公式サイトで、直近5年分(令和4年〜令和8年)の問題・解答(解答例)をPDFで無料公開しています。リンクは本記事「1. 年度別一覧」にまとめているので、そこから直接ダウンロードできます。
Q. 過去問は午前だけ解けば十分ですか?
A. 合格には午前・午後の両方が必要です。午前で450点以上、かつ午前午後の合計で910点以上という2段階の基準があるため、択一式の午前だけでなく記述式の午後の過去問(解答例つき)にも早めに触れておくことをおすすめします。
Q. 令和8年の過去問はすべて解説されていますか?
A. 令和8年午前の28問は、分野ごとに全8本の記事ですべて解説しています。各記事へは上の対応表からリンクしています。令和7年以前と午後(記述式)の個別解説はまだないため、公式PDFの問題・解答例を直接ご確認ください。
Q. 測量士補の過去問を探しているのですが違いますか?
A. このページは測量士試験の過去問をまとめたものです。測量士補試験の過去問は、別ページの測量士補 過去問|年度別の問題・解答と分野別の解き方まとめにまとめています。
Q. 正解番号を間違えて覚えてしまわないか心配です。
A. 本記事の対応表には正解番号そのものは載せていません。各解説記事の正解は国土地理院の公式解答PDFと突き合わせたうえで掲載しているので、答え合わせは各解説記事、または年度別一覧の公式PDFで直接確認してください。
出典・参考情報(2026年9月26日確認)
- 国土地理院「測量士・測量士補試験問題・解答例及び実施結果」 https://www.gsi.go.jp/LAW/SHIKEN/past.html
- 国土地理院「令和8年測量士試験問題(午前・午後)・解答(解答例)」PDF各種(本文中にリンク)
- 国土地理院「令和7年測量士試験問題(午前・午後)・解答(解答例)」PDF各種(本文中にリンク)
- 国土地理院「令和6年測量士試験問題(午前・午後)・解答(解答例)」PDF各種(本文中にリンク)
- 国土地理院「令和5年測量士試験問題(午前・午後)・解答(解答例)」PDF各種(本文中にリンク)
- 国土地理院「令和4年測量士試験問題(午前・午後)・解答(解答例)」PDF各種(本文中にリンク)
- 本サイト記事「令和8年 測量士試験 午前 過去問解説【第1弾】No.1〜No.3」(問題番号・分野の対応関係)
※受験者数・合格者数・合格率は国土地理院の公式発表に基づきます。年度によってPDFの分冊構成(問題1/問題2など)が異なるため、ダウンロードの際はファイル名・タイトルをご確認ください。





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