結論から先に言うと
「解答速報」と呼ばれるものの多くは、国土地理院ではなく民間の資格学校が試験当日の夜〜翌日にかけて独自に公開しているものです。確定した答え合わせに使えるのは、国土地理院が試験後に公式サイトへ掲載する「解答一覧(正解)」のほうです。本記事では確認先の探し方と自己採点のやり方、合格発表までにやっておきたいことを整理しています。自己採点の結果、苦手分野がはっきり見えた方は通信講座の比較ページも判断材料にしてみてください。
試験が終わった直後というのは、手応えがあった人もなかった人も、とにかく答え合わせがしたくてそわそわするものだと思います。ただ先に断っておくと、当メディアは試験中継や速報の配信をしているわけではありません。ここで整理したいのは、「解答速報を名乗るものが実際には何を指していて、どこで、いつ確認できるのか」という一次情報寄りの整理と、それを使った自己採点のやり方です。令和8年試験の具体的な問題の解き方まで知りたい方は、後述する過去問解説シリーズに読み進んでもらうのが早いはずです。
本記事の情報について
試験日時・配点・合格基準は国土地理院「令和8年測量士・測量士補試験受験案内」および同院公式サイト「測量士・測量士補試験問題・解答例及び実施結果」に基づいています。解答速報の公開時間帯や各資格学校の運用は、各社サイトや受験対策メディアで一般的に紹介されている情報を編集部が整理したもので、年度によって前後する可能性があります。本記事は広告(アフィリエイト)を含みます。
1. 「解答速報」とは何を指しているのか
まず言葉の整理から始めます。試験のあとネットで見かける「解答速報」は、基本的に国土地理院が出したものではありません。資格学校各社が自社の講師に問題を解かせて、試験当日の夜から翌日にかけて独自に公開しているものです。あくまで民間の解答例であって、国土地理院の公式発表そのものではない、という点はまず押さえておいてください。
なぜこの区別が大事かというと、資格学校ごとに解答が割れる、いわゆる「割れ問」が起きることがあるからです。択一式の問題でも、選択肢の解釈次第で各社の見解が分かれるケースはゼロではありません。そういうときに最終的な拠り所になるのが、国土地理院が公表する公式の正解です。速報はあくまで速報、確定情報ではない、という前提で見ておくのが安全です。
国土地理院自身も、試験を実施した後に公式サイトへ「問題」と「解答一覧(正解)」のPDFを掲載します。こちらは民間の解答速報とは別物で、公的に確定した唯一の正解です。本記事ではこれ以降、民間各社のものを「解答速報」、国土地理院が出すものを「公式の正解」と呼び分けて説明します。
2. 令和8年試験で見る、公表までのタイムライン
言葉で説明するより、実際の日程を並べたほうが分かりやすいと思います。令和8年(2026年)試験を例に、試験実施から合格発表までの流れを一覧にしました。
| 日程 | できごと |
|---|---|
| 5月17日(日) 13:30〜16:30 | 測量士補試験を実施(測量士は10:00〜16:00、途中昼休憩あり) |
| 5月17日(日) 夜〜18日(月) | 資格学校各社が順次、独自の解答速報を公開(当日夜に出す社もあれば、翌日に出す社もある) |
| 試験後 | 国土地理院が公式サイトに問題と「解答一覧(正解)」を掲載 |
| 6月25日(木) 午前9時 | 国土地理院が測量士補の合格発表(測量士は7月9日) |
試験を受け終わった当日の夜にざっくり手応えを掴みたいなら民間の解答速報、確定した結果で答え合わせをしたいなら国土地理院の正解、という使い分けになります。
国土地理院の正解がいつ掲載されるかについては、正直に書いておきます。受験対策メディアでは「令和8年は試験翌日の5月18日に掲載された」と紹介されていますが、国土地理院の過去問ページには掲載日の記載がなく、編集部では公表日を一次情報で確かめられていません。試験の数日後には公式サイトを一度のぞいてみる、くらいの構えでいるのが確実です。
3. どこで確認できるか ― 資格学校各社と国土地理院サイト
解答速報を探すとき、多くの人はまず検索エンジンで資格学校名と「解答速報」を組み合わせて調べるはずです。令和8年試験では、アガルートアカデミー、東京法経学院、LEC東京リーガルマインドが試験当日の夜に、日建学院が翌日に速報を出していました(編集部が各社の告知で確認できた範囲の例です)。公開時刻や形式は年度ごとに変わりうるので、特定の1社に頼るより、複数社を見比べて解答の一致・不一致を確認する使い方をおすすめします。
最終的に確認すべきは、国土地理院公式サイトに掲載される「正解」です。掲載場所は「測量士・測量士補試験問題・解答例及び実施結果」のページで、過去5年分の問題・正解PDFがまとまっています。合格発表そのものの確認方法や、合格証書・登録までの流れは、別記事「測量士補の試験日・合格発表はいつ?2027年(令和9年)の予想日と過去5年の実績」で詳しく解説しているので、あわせて確認しておくと発表日以降の動きが見通せます。
4. 自己採点のやり方 ― 700点満点、450点以上が合格ライン
自己採点をするには、まず自分がどう解答したかの記録が要ります。測量士補試験はマークシート方式で、解答用紙そのものはその場で回収されてしまうので、手元には残りません。ただし国土地理院のQ&Aによれば、試験終了時刻を過ぎてから退室すれば、試験問題集を持ち帰ることができます。途中退室(試験開始1時間30分後から終了15分前まで可能)をした場合は持ち帰れません。この問題集の余白に自分の選んだ番号をメモしておけば、民間の解答速報、国土地理院の正解のどちらとも突き合わせて答え合わせができます。持ち物や当日の注意点は「測量士補試験の持ち物・当日の注意点チェックリスト」にまとめているので、次回受験する方は事前に目を通しておくと安心です。
配点と合格基準はシンプルです。測量士補試験は択一式28問、1問25点で700点満点、450点以上が合格基準(相対評価ではなく絶対評価)です。450点は28問中18問正解にあたる計算になるので、自己採点で正解数を数えれば、そのままボーダーからの距離が見えます。
配点の感覚をつかんだら、苦手分野を講座で補強するのもひとつの手
5. 測量士試験の解答速報は何が違うのか
測量士試験を受けた方向けに、違いにも触れておきます。測量士試験は午前(択一式28問)と午後(記述式)の2部構成で、国土地理院は午前分の「解答一覧(正解)」と午後分の「解答例」をそれぞれ掲載します。午前は測量士補と同じ理屈で自己採点できますが、午後の記述式は必須問題300点・選択問題各200点という配点こそ公表されているものの、細かな採点基準は公開されていないため、解答例と自分の答案を見比べても、得点がどこまで付いているかを自分で正確に判定するのは難しいのが実情です。
合格基準も測量士補とは違い、午前450点以上、かつ午前・午後の合計910点以上という2段階になっています。午前の自己採点だけでも大まかな手応えの目安にはなりますが、午後の出来次第で結果が変わる以上、「午前がボーダー付近だったから多分ダメだろう」くらいの粗い予測にとどめておくのが無難です。測量士試験の合格率や記述式の難しさは「測量士の難易度は?合格率の推移と午後の記述式が難しい理由」、合格発表の日程は「測量士の試験日・合格発表はいつ?2027年(令和9年)の予想日と確認方法」で詳しく扱っているので、こちらもあわせてどうぞ。
6. 解答速報を見たあと、合格発表までにやっておきたいこと
解答速報で大まかな手応えを掴んだら、次は間違えた問題をそのままにしないことが大事だと思います。合格発表までは1か月以上ある年が多く、この期間をただ待つだけで過ごすのはもったいない時間です。合格したあとの登録申請(登録免許税15,000円・申請期限なし)は合格したあとの測量士補の登録にまとめています。
令和8年試験の問題については、法規・計算・測地測量など分野ごとに編集部が解き方を解説した過去問シリーズを公開しています。まずは「令和8年 測量士補試験 過去問解説【第1弾】No.1〜No.3」から読んで、自分の間違えた問題番号と照らし合わせてみてください。測量士試験の午前分についても、同じ形式で「令和8年 測量士試験 午前 過去問解説【第1弾】No.1〜No.3」を公開しています。
間違えた問題が特定の分野に偏っているようなら、それは次の学習の狙いどころがはっきりしたということでもあります。独学で穴を埋めるか、体系的にカバーしてくれる講座に頼るか。この判断材料は「測量士補は独学で合格できる?勉強法とスケジュール」でも整理しています。
自己採点で合格ラインに届かなかった場合、次の試験までは約1年あります。同じ勉強法を繰り返すより、点を落とした分野を洗い出して、解説付きの過去問集で潰していくか、講座で弱点分野を体系的に埋めるかを早めに決めておくと、秋以降の学習を無駄なく始められます。
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7. よくある質問
Q. 測量士補試験の解答速報はいつ出ますか?
A. 民間の資格学校各社が、試験当日の夜から翌日にかけて順次公開しています。国土地理院の公式な正解(解答一覧)も試験後に公式サイトへ掲載されますが、掲載日はページ上に明記されていません。
Q. 解答速報と国土地理院の正解が食い違うことはありますか?
A. まれに、選択肢の解釈をめぐって資格学校ごとに解答が割れる「割れ問」が起きることがあります。最終的な判断材料は国土地理院の公式な正解です。
Q. 自己採点はどうやればいいですか?
A. 試験終了時刻を過ぎてから退室すれば問題集を持ち帰れるので、余白に自分の解答をメモしておき、解答速報や公式正解と突き合わせます。1問25点×28問の700点満点で、450点(18問正解)以上が合格基準です。
Q. 令和9年(2027年)試験の解答速報はいつごろになりますか?
A. 次回試験の日程は本記事執筆時点(2026年9月)で公表されていません。国土地理院から令和9年の受験案内が出た時点で試験日が決まり、解答速報の時期もそこから見えてきます。試験日・合格発表の予想は「測量士補の合格発表はいつ?」で扱っています。
8. まとめ
「解答速報」の実体は、国土地理院ではなく民間の資格学校が試験当日の夜〜翌日に独自公開しているものです。公的に確定した正解は、国土地理院が試験後に公式サイトへ掲載する解答一覧で、両者は性質が違うと理解しておくと当日から翌日にかけての動き方が分かりやすくなります。自己採点は、問題集を持ち帰って解答をメモしておけば、700点満点・450点以上というシンプルな基準でその場で計算できます。
答え合わせが終わったら、間違えた分野をそのままにせず、過去問解説で解き方を確認するなり、講座のカリキュラムで抜けを埋めるなり、次の一手を早めに決めておくのがおすすめです。
監修者・境さんのコメント
「不動産の仕入れでも、稟議を出した直後というのは結果が出るまでとにかく落ち着かないものです。監修で調べていて意外だったのは、『解答速報』と呼ばれているものの多くが、国土地理院の公式発表ではなく資格学校が独自に作っているものだという点でした。言われてみれば当然なんですが、ここを混同すると割れ問ひとつで一喜一憂しかねない。いまは過去問を解いては自己採点する練習を続けているので、問題集の余白にその場で自分の解答をメモしておく癖は、本番でも必ずやるつもりです。」
出典・参考情報(2026年9月26日確認)
- 国土地理院「令和8年測量士・測量士補試験受験案内」PDF(試験日時、試験時間、配点、合格基準)
- 国土地理院「測量士・測量士補試験問題・解答例及び実施結果(受験者数・合格者数・合格率)」(過去5年分の試験日・問題/正解PDF一覧)
- 国土地理院「令和8年測量士補試験の合格者を発表」(試験日5月17日、合格発表6月25日午前9時)
- 国土地理院「令和8年測量士試験の合格者を発表」(合格発表7月9日午前9時、合格基準:午前450点以上かつ合計910点以上)
- 解答速報の公開時間帯(令和8年:アガルートアカデミー・東京法経学院・LEC東京リーガルマインドは試験当日夜、日建学院は翌日)は、各社の告知ページ・プレスリリースの記載による。特定の講座を推奨する趣旨ではなく、年度により変わる可能性があります
- 国土地理院の正解(解答一覧)の掲載日は同院サイト上に記載がなく、編集部では一次情報で確認できていません
- 国土地理院「試験及び登録に関するQ&A」(Q1-22 途中退室、Q1-23 試験問題集の持ち帰り)。当日は試験室の指示に従ってください
※解答速報・合格発表の日程や運用は年度により変更される場合があります。最新情報は必ず国土地理院公式サイトでご確認ください。






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