結論から先に言うと
測量士試験の合格発表は、国土地理院の公式サイトに受験番号が掲載される形で行われます。過去5年の実績を編集部が確認したところ、測量士の発表日は測量士補より2週間前後遅いのが近年の傾向です。2027年(令和9年)は、試験が5月16日(日)ごろ、合格発表が7月上旬〜中旬ごろになる見込みですが、これは過去実績からの推定であり公式発表ではありません。結果を待つ間に学習計画を見直したい方は、通信講座の比較ページもあわせてご覧ください。
測量士試験を受け終えたあと、「いつ結果が分かるんだろう」と検索する人は多いはずです。しかも測量士は午後に記述式問題があるぶん、自己採点だけでは手応えを掴みにくく、発表までの時間がなおさら長く感じられるのではないでしょうか。この記事では、国土地理院が公表している過去の合格発表実績を編集部が一つひとつ確認し、測量士試験に絞って発表の時期・確認方法・発表後にすべきことをまとめています。測量士補の合格発表については別記事「測量士補の試験日・合格発表はいつ?2027年(令和9年)の予想日と過去5年の実績」で詳しく扱っているので、両方受験している方はあわせて読んでみてください。
本記事の情報について
本記事は2026年9月26日時点で、国土地理院公式サイトに掲載されている過去の合格発表ページ(令和4年〜令和8年分)を編集部が実際に確認して作成しています。次年度(令和9年)の具体的な発表日はまだ公表されていないため、2027年の日付は「過去の実績から見た推定」として書いています。受験案内が公開されたら、公式の日付に差し替えます。最新の発表日は、必ず国土地理院公式サイトでご確認ください。
1. 測量士の合格発表はいつ?過去5年の実績
編集部が国土地理院の公式発表ページで確認できた、直近5年分の測量士試験の試験日と合格発表日を並べてみます。
| 実施年度 | 試験日 | 測量士 合格発表日 | 試験日からの日数 |
|---|---|---|---|
| 令和8年(2026) | 5月17日(日) | 7月9日(木)午前9時 | 53日 |
| 令和7年(2025) | 5月18日(日) | 7月8日(火)午前9時 | 51日 |
| 令和6年(2024) | 5月19日(日) | 7月9日(火) | 51日 |
| 令和5年(2023) | 5月21日(日) | 7月11日(火) | 51日 |
| 令和4年(2022) | 5月15日(日) | 7月5日(火) | 51日 |
この表を見て気づくのは、令和4年から令和7年までの4年間、試験日から51日後という間隔がほぼ一定していたことです。ところが直近の令和8年だけ53日後、しかも曜日も火曜日から木曜日に変わっています。1年だけの変化なので断定はできませんが、後述する測量士補の発表日と曜日が揃った(どちらも木曜日)のは興味深い動きです。
なぜ測量士補と発表日が分かれたのか
実は令和6年より前は、測量士と測量士補の合格発表は同じ日にまとめて行われていました。令和4年・令和5年はどちらも同一のニュースリリースで、同じ日付(7月5日・7月11日)に両方の結果が発表されています。ところが令和6年以降、測量士補の発表が先に行われ、測量士の発表はそこから2週間前後遅れて別日に行われる形に変わりました。正確に言うと、測量士の発表は試験日から51〜53日後とほぼ従来どおりで、測量士補の発表のほうが39日後に早まった、という変化です。
| 実施年度 | 測量士補 発表日 | 測量士 発表日 | 差 |
|---|---|---|---|
| 令和8年(2026) | 6月25日(木) | 7月9日(木) | 14日 |
| 令和7年(2025) | 6月26日(木) | 7月8日(火) | 12日 |
| 令和6年(2024) | 6月27日(木) | 7月9日(火) | 12日 |
国土地理院は理由を公表していないので編集部として断定はできませんが、測量士補は択一式のみで採点を早く終えやすいのに対し、測量士は午後に記述式問題があり、答案を読んで採点する分だけ時間がかかる、という構造の違いが背景にあるのかもしれません。この記述式の存在自体が、測量士補との難易度差にもつながっている点は、別記事「測量士の難易度は?合格率の推移と午後の記述式が難しい理由」でも詳しく扱っています。
2. 2027年(令和9年)の合格発表日はいつ?
過去の規則性から、2027年の日付をある程度は絞り込めます。まず試験日ですが、過去5年の測量士試験はすべて「5月の第3日曜日」に実施されていました。この規則性どおりなら、2027年5月の第3日曜日にあたる5月16日ごろが試験日になる見込みです。この予想日は、別記事「測量士補の合格発表はいつ?」で示した測量士補側の試験日予想とも整合しています。測量士と測量士補は例年、同じ日に実施されているためです。
発表日については、少し幅を持たせて考える必要があります。令和6年・令和7年は試験日の51日後(火曜日)、令和8年は53日後(木曜日)でした。この2パターンのどちらが続くかによって、予想日は変わってきます。
| 項目 | 2027年(令和9年)の予想 | 根拠 |
|---|---|---|
| 試験日 | 5月16日(日)ごろ | 過去5年すべて5月の第3日曜日 |
| 測量士 合格発表日 | 7月6日(火)〜7月8日(木)ごろ | 51日後(火・令和6〜7年)、53日後(木・令和8年)の2パターン |
| 測量士補 合格発表日(参考) | 6月24日(木)ごろ | 別記事「測量士補の合格発表」で算出 |
令和8年の1年だけを見て「今後は53日後・木曜日に固定される」と決めつけるのは早計だと考え、本記事ではあえて幅を持たせた予想にしています。これはあくまで過去実績にもとづく推定であり、公式発表ではありません。令和9年(2027年)試験の日程は、本記事執筆時点(2026年9月)ではまだ公表されておらず、例年12月中旬ごろに受験案内が公開される流れです。試験制度そのものを詳しく知りたい方は、測量士とは?測量士補との違いを完全解説もあわせてご確認ください。
3. 合格発表の確認方法
国土地理院の公式情報によると、確認方法は測量士補と共通で、主に3つの窓口があります。国土地理院公式サイトへの受験番号掲載が最も早く、合格者の受験番号が発表日から1か月間ウェブサイトに掲載されます。あわせて発表日に合わせて全受験者へ合否通知書が郵送されるほか、国土地理院本院(つくば市)・各地方測量部・沖縄支所の窓口でも合格者名簿が公告されます。この3つの方法自体は測量士補と同じ仕組みなので、より詳しい確認手順は「測量士補の合格発表」の該当セクションもあわせてご覧ください。
現実的には、公式サイトでの受験番号確認が最も早くて手軽です。発表日の午前9時にサイトが更新される年が続いているので、当日の朝はそのタイミングを意識しておくとよいでしょう。国土地理院のQ&Aには「合格者については、ホームページに受験番号を合格発表日から1か月間掲載するとともに、合格証書を送付します」と説明されています。合格証書の郵送も、発表とほぼ同じタイミングで進むと考えられます。
4. 発表を待つ間に ― 自己採点はどこまで当てになるか
測量士補と大きく違うのが、この自己採点の難しさです。測量士試験は午前(択一式28問・700点満点)と午後(記述式・700点満点)の2部構成で、合格基準は午前450点以上、かつ午前午後の合計910点以上という2段階です。午前は解答速報が出れば自分で得点を計算できますが、午後の記述式は採点基準が公表されておらず、「自分の答案がどこまで得点になっているか」を自己採点で正確に把握するのは難しいのが実情です。
午前だけでも目安は立てられます。450点は28問中18問正解に相当するので、午前の自己採点で18問を大きく下回っていれば、午後の出来にかかわらず厳しい結果になっている可能性が高いということです。逆に午前で余裕を持って得点できていれば、午後の記述で多少の失点があっても合計910点に届く余地が生まれます。合格基準や出題形式の詳しい解説、午前と午後の点数配分の考え方は、合格率データと難易度をまとめた別記事で扱っています。
結果を待つ間、今年の試験がどのくらいの難易度だったのか、過去の合格率の波と照らし合わせて眺めてみるのもおすすめです。同記事では、直近8年間の測量士の合格率が7.7%〜40.2%という大きな振れ幅で推移してきたことも整理しています。
5. もし不合格だった場合、次にできること
結果が思うようにいかなかった場合でも、測量士試験には受験回数の制限がありません。毎年1回実施される試験に、合格するまで何度でも挑戦できます。大事なのは「どこで届かなかったのか」を振り返ることです。午前の択一式で失点が多かったのか、それとも午後の記述式で得点が伸びなかったのか。原因によって、次にやるべき対策は変わってきます。
午後の記述式は、独学で対策を進めていると「自分の答案の書き方が正しいのか」を客観的に判断しづらい壁があります。測量士補までは独学で乗り切れた人でも、測量士の記述式でつまずくケースは少なくないようです。独学と講座それぞれの向き不向きについては、別記事「測量士は独学で合格できる?必要な勉強時間」で詳しく比較しているので、対策を見直すタイミングで目を通しておくと判断材料になるはずです。
午前の択一式で届かなかった分野がはっきりしているなら、過去問を科目別に解き直せる解答集や、要点を整理したテキストで穴を埋めていくのが次の一歩になります。
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監修者・境さんのコメント
「仕入れの現場でも、稟議や重要な連絡が『いつ返ってくるか分からない』状態が一番落ち着かないものです。この記事の監修で測量士と測量士補の発表日を並べて見たら、測量士の発表が2週間近く遅いことに気づいて、正直これは知りませんでした。記述式の採点に時間がかかるという理屈は分かりますが、結果を待つ本人からすると、その2週間は長く感じるだろうなと思います。自分はまだ測量士補の学習段階なので測量士の記述式は未知の領域ですが、択一式と違って自己採点で安心しきれないというのは、仕事で提出した企画書の評価を待つ感覚に近いのかもしれません。」
6. 合格後の手続き ― 登録しないと「測量士」を名乗れない
試験に合格しただけでは測量士として業務にあたることはできません。国土地理院が保有する名簿に登録されて、初めて正式な測量士となります。登録申請には、登録申請書に合格証書などの資格を証する書類を添えて国土地理院へ提出する必要があり、登録免許税は測量士の場合30,000円です。書面のほか、e-Gov電子申請システムを使った電子申請にも対応しています。
登録申請書が受理されてから名簿に登録されるまでの標準的な処理期間は、土日祝日を除いて50日間とされています。合格発表からすぐに測量士として活動できるわけではなく、登録手続きの分だけタイムラグがある点は頭に入れておいたほうがよさそうです。登録の必要性や測量士補との違いは、測量士の基礎をまとめた別記事の該当セクションで詳しく扱っています。また、試験ルート以外に学歴と実務経験を組み合わせて登録する道もあり、この違いは「測量士補から測量士になるには?実務経験だけではなれない理由と2つのルート」で整理しています。
7. よくある質問
Q. 測量士試験の合格発表はいつですか?
A. 過去5年の実績では、試験日(例年5月中旬の日曜日)から51〜53日後、7月上旬〜中旬に発表されています。同じ年の測量士補の発表からは12〜14日ほど遅れる傾向です。この規則性どおりなら、2027年(令和9年)は7月6日(火)〜7月8日(木)ごろの見込みですが、過去実績にもとづく推定であり、国土地理院の公式発表を必ず確認してください。
Q. なぜ測量士補より測量士のほうが発表が遅いのですか?
A. 国土地理院は理由を公表していませんが、測量士補が択一式のみであるのに対し、測量士は午後に記述式問題があり、採点に時間を要すると考えられます。令和6年以降、両試験の発表日は12〜14日ほど離れる傾向にあります。
Q. 合格発表はどこで確認できますか?
A. 最も早いのは国土地理院公式サイトに掲載される合格者の受験番号一覧で、発表日から1か月間掲載されます。あわせて全受験者へ合否通知書が郵送されるほか、国土地理院本院・各地方測量部・沖縄支所の窓口でも合格者名簿が公告されます。
Q. 測量士試験は自己採点できますか?
A. 午前(択一式)は解答速報が出れば自己採点できますが、午後(記述式)は採点基準が公表されておらず、正確な自己採点は難しいのが実情です。午前で450点(18問正解)を大きく下回っている場合は、午後の出来にかかわらず厳しい結果になっている可能性があります。
Q. 合格発表を確認したら、すぐに測量士として働けますか?
A. いいえ。試験合格は資格要件を満たした段階で、国土地理院の名簿に登録されて初めて正式な測量士となります。登録免許税は30,000円、登録完了までの標準処理期間は土日祝を除いて50日間とされています。
8. まとめ
測量士試験の合格発表は、国土地理院公式サイトへの受験番号掲載を中心に、合否通知書の郵送・窓口での公告という3つの方法で行われます。過去5年の実績では試験日から51〜53日後、同じ年の測量士補の発表よりも12〜14日ほど遅く発表される傾向が続いています。2027年(令和9年)は7月上旬〜中旬ごろになる見込みですが、あくまで過去実績にもとづく目安であり、正式な日程は国土地理院の公式発表で確認してください。
合格していれば、次は登録手続きと、その先のキャリアを考える段階です。もし思うような結果でなくても、受験回数に制限はありません。記述式という測量士補にはない壁がある以上、独学の続行か講座の活用か、この機会に学習方法を見直しておくのも一つの手だと思います。
出典・参考情報(2026年9月26日確認)
- 国土地理院「令和8年測量士試験の合格者を発表」(試験日5月17日、合格発表7月9日(木)午前9時、受験者数3,966名、合格者数961名、合格率24.2%)
- 国土地理院「令和8年測量士補試験の合格者を発表」(合格発表6月25日(木)午前9時、受験者数12,269名、合格者数5,447名、合格率44.4%)
- 国土地理院「令和7年測量士試験の合格者を発表」(試験日5月18日、合格発表7月8日(火)午前9時、受験者数3,703名、合格者数1,487名、合格率40.2%)
- 国土地理院「令和7年測量士補試験の合格者を発表」(合格発表6月26日(木)午前9時)
- 国土地理院「令和6年測量士・測量士補試験の合格者を発表」(試験日5月19日、測量士補発表6月27日(木)・合格者数4,276名、測量士発表7月9日(火)・合格者数485名)
- 国土地理院「令和5年測量士・測量士補試験の合格者を発表」(試験日5月21日、発表7月11日(火)、測量士合格者数379名・測量士補合格者数4,342名)
- 国土地理院「令和4年測量士・測量士補試験の合格者を発表」(試験日5月15日、発表7月5日(火)、測量士合格者数460名・測量士補合格者数5,540名)
- 国土地理院「試験及び登録に関するQ&A」(合格発表の方法、合格証書の送付、登録の必要性)
- 国土地理院「測量士及び測量士補登録に関する案内」(登録申請の必要書類・登録免許税・標準処理期間)
- 国土地理院「令和8年測量士・測量士補試験受験案内」PDF(配点・合格基準)
- 本サイト記事「測量士の難易度は?合格率の推移と午後の記述式が難しい理由」(合格率推移・合格基準の詳細)
※合格発表の日程・確認方法は年度により変更される場合があります。最新情報は必ず国土地理院公式サイトでご確認ください。







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